内容説明
富国有徳の理念を持って県政を展開する静岡県の、初代県知事が関口隆吉である。関口隆吉は文武両道に秀でた静岡出身の幕臣であり、徳川慶喜の側近であった。そして大政奉還から明治新政府スタートにかけての複雑な世情の中で、よく徳川慶喜を援けて活躍し、新生日本誕生の舵を取り、国政を動かした。
著者等紹介
三戸岡道夫[ミトオカミチオ]
本名・大貫満雄(おおぬきみつお)。日本文芸家協会員。日本ペンクラブ会員。社団法人大日本報徳社副社長。1928年浜松市生まれ。1953年東京大学法学部卒業。協和銀行副頭取を経て、作家活動に入る
堀内永人[ホリウチナガト]
社団法人大日本報徳社参事講師。国際二宮尊徳思想学会会員。1930年静岡県掛川市生まれ。2005年日本大学大学院博士前期課程修了(74歳)。スルガ銀行名古屋支店長、公務室長を経て会社を経営。その後「経営道徳」の研究に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ながしまともよし
0
明治維新といえば、坂本竜馬、西郷隆盛、高杉晋作などなど維新の原動力となった人物はたくさん挙げられる。しかし、この本の主人公は幕臣でありながら、明治新政府にも仕えた人物である。山岡鉄舟らとともに、新政府の政策の中、困窮する幕臣たちの不満を抑えながら、その生活を支えていくさまは感動を覚えた。また、静岡県知事となってからの数々の功績は、幕末の志士たちの活躍より輝いて見えた。2013/07/09
Yohei Kameya
0
静岡に住んで5年。 近所に関口隆吉の屋敷跡地があって、興味を持つ。 菊川にある屋敷跡地も見学。 菊川駅の銅像も見学。 それだけで偉人が身近に感じられて面白い。 幕末・明治の人間は気骨があるなぁと感じいる。2020/05/22
-
- 和書
- 私の生理のしまい方