内容説明
静岡県の盲教育と、視覚障害者福祉に人生を捧げた「日本のヘレン・ケラー」小杉あさ。中途失明に苦しみ、時代に翻弄されながらも視覚障害者の教育に尽力し続けたあさの一生を辿りながら、静岡県の盲教育とその黎明期に生きた熱い想いの人々を描く。
目次
1 少女時代
2 東海訓盲院への入学と学校生活
3 困難な日々
4 経営安定への努力
5 県立化と盲聾教育分離をめざして
6 引退
7 斎藤実妻、春子との交流
8 日本のヘレン・ケラー
9 徳富蘇峰との交流
10 希望の丘
補論 静岡県盲教育史の断面
著者等紹介
足立洋一郎[アダチヨウイチロウ]
1957年、静岡県生まれ。静岡大学人文学部卒業、明治大学大学院博士前期課程史学専攻修了。「近代日本社会形成期における報徳運動の研究」で博士(史学)。現在、静岡県立浜松視覚特別支援学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。