内容説明
あふれる水、なだれる空、得体のしれない風…耳目を軋ませる不穏な気配。揺らぎ傾いでいく時代の懸崖で、記憶といまを重ねる声は、なおも闊達な響きを失わない。
目次
真夜中の廊下(よるべない地図に誘われて;暗中模索;荒浜にて ほか)
座右の音(転々;ごく小さな事件簿;老人と海 ほか)
わがアポリア(夕暮れ、倦んでいる;沼地異変;意地わるい魔法使い ほか)
著者等紹介
たかとう匡子[タカトウマサコ]
1939年、神戸市に生まれる。神戸市在住。「イリプス」同人。詩集に『学校』(小野十三郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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