内容説明
砕かれたことば、剥ぎとられた物語。もういちど生まれたいと瞬くものへ。長い歳月のなかで問い続けてきた二つの詩句を契機として、人間の「歴史」のありように畏れをもって向きあう、詩24篇。
目次
伝記1
ゆめのあと
花守
道
かたみ
まちの気配が
此処を過ぎず
伝記2
窓 ひとつもの
声 そして 世界は泥である
ふね
樹よ
逃げる人 または ものがたりの人
目
国語―「伝記」補遺
道化 ひと1
道化 ひと2
片影
そして、全世界を何と―フェルメールとルオーに導かれて
草叢
還る
荒野
著者等紹介
竹内英典[タケウチエイスケ]
1938年仙台市生まれ。「イリプス」「ひびき」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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