出版社内容情報
生命中心主義の惑星思考へ―
広範で有機的な想像力と、新たな思想を生む原動力をあわせもつスナイダーの詩世界はどのように形成されてきたのか。生命の共同体の実現という理想に向かって培われた、融合的なヴィジョンに迫る。最初の詩集『神話と本文』から最新詩集『この現在という瞬間』まで、全ての詩集やエッセー集、自筆日記や書簡などを入念に考察し、その創造的エネルギーの根底にあるデプスエコロジーと女性性を読み解く、渾身の長編評論。スナイダーへのインタヴューを付す。
高橋綾子[タカハシアヤコ]
著・文・その他
内容説明
広範で有機的な想像力と、新たな思想を生む原動力をあわせもつスナイダーの詩世界はどのように形成されてきたのか。生命の共同体の実現という理想に向かって培われた、融合的なヴィジョンに迫る。最初の詩集『神話と本文』から最新詩集『この現在という瞬間』まで、全ての詩集やエッセー集、自筆日記や書簡などを入念に考察し、その創造的エネルギーの根底にあるデプスエコロジーと女性性を読み解く、渾身の長編評論!
目次
序章 ゲーリー・スナイダーの詩の世界
第1章 土地と神話―詩人の出発点
第2章 日本、禅、心の奥の国
第3章 波動=女性=創造性の発見―『波について』
第4章 エネルギーと野性の詩学―『亀の島』
第5章 環境詩としての『終わりなき山河』
第6章 『絶頂の危うさ』をめぐって
第7章 デプスエコロジーへの到達―『火を背にして』と『自由のエチケット』
第8章 道元から得たもの
第9章 惑星思考と軽み―最新詩集『この現在という瞬間』
付章 ゲーリー・スナイダーへのインタヴュー
著者等紹介
高橋綾子[タカハシアヤコ]
1970年生まれ。長岡技術科学大学准教授。クリタ・水環境科学研究優秀賞受賞(公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団、2010)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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