出版社内容情報
「換喩がズレによって書かれるのにたいし、減喩はすくなさによって書かれる。いずれも作者の脱主体化、もっというと自己消去に関連している」(あとがき)
詩の現在、その真髄にひそむ“減喩”とはなにか―。
鮎川信夫賞の『換喩詩学』以後、初の詩論集。
江代充論など注文論考を収載。
装幀=奥定泰之
阿部嘉昭[アベカショウ]
著・文・その他
内容説明
詩の現在、その真髄にひそむ“減喩”とはなにか?鮎川信夫賞受賞詩論、その続篇にして新機軸。玩読ふたたび―
目次
1 換喩と減喩(真実に置き換える換喩;喩ではない詩の原理;排中律と融即―貞久秀紀『雲の行方』について;夢からさめて、同一性に水を塗る;断裂の再編―杉本真維子「川原」を読む ほか)
2 詩と歌と句(詩のコモン;アンケート全長版;杉本真維子『袖口の動物』;廿楽順治『たかくおよぐや』;清水あすか『頭を残して放られる。』 ほか)
著者等紹介
阿部嘉昭[アベカショウ]
1958年東京生。評論家、北海道大学文学部准教授、映画・サブカルチャー研究、詩歌論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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