内容説明
モダニズム詩前夜の渾沌たる暗がりの中を果敢な言語実験で駆けぬける若き詩人たちがいた―海港都市・神戸から出発した稲垣足穂と竹中郁を中心に、新たな視点でまとめたアンソロジー。
目次
受川三九郎
私の室
薔薇静思
園丁の語
明日
一九二二年秋の須磨動物園にて
一本の煙草とその煙でつくりし抒情詩
やぶれたる盃をつたつてアルコールが地にかへる
春の風のコンストラクシヨン
眞夏の日光と樹木〔ほか〕
著者等紹介
季村敏夫[キムラトシオ]
1948年京都市生まれ
高木彬[タカギアキラ]
1983年大阪市生まれ。京都工芸繊維大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。専門は日本近現代文学、建築・都市表象。現在、龍谷大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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