出版社内容情報
あの時代を生きた人々へ
「幸福な国はない/幸福を願い続けるものがあまたいるだけだ/生き残った者が語り続けるだけだ/気の遠くなるような永い物語を。」満州・哈爾浜に生を受け、引き上げを経験した詩人が、実体験と記録と伝聞とを軸に、あの時代のさまざまな情景を記録するように書きとめた27篇。
高田昭子[タカタアキコ]
著・文・その他
内容説明
満州・哈爾浜に生を受け、引き揚げを経験した詩人が、実体験と記録と伝聞とを軸に、あの時代のさまざまな情景を記録するように書きとめた27篇。
目次
軍靴
父の膝
赤子
おんぶ
ててっぽうぽう
冬の父
桜
酷寒の町で
一九四五年 春
七歳の夏に〔ほか〕
著者等紹介
高田昭子[タカタアキコ]
1944年7月3日哈爾浜生まれ。栃木県足利市出身。詩集、『河辺の家』(1998年・思潮社)埼玉文芸賞準賞。『砂嵐』(2002年・皓星社)埼玉文芸賞大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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