内容説明
新たな支援の創造は現場で知見を身に着けることにある。人間とは、発達とは、治療とは…
目次
心の素顔を眺めるために 子どもの心理治療・支援の考え方
子どもの施設で過ごしてきて・1 私が臨床現場から学んできたこと―情緒障害児短期治療施設(児童心理治療施設)での臨床から
子どもの施設で過ごしてきて・2 現場で感じてきたこと、現場を離れて考えたこと―子どもへの支援、職員のサポートについて
子どもの施設で過ごしてきて・3 新設施設にビギナーズラックを―新設施設に治療的文化を作るために
子どもの生きる力へのまなざし・1 生活場面における心理発達支援の観点・その1―現場に役に立つ子どもの心を語る言葉の共有をめざして
子どもの生きる力へのまなざし・2 生活場面における心理発達支援の観点・その2―乳幼児期の心理発達とそれに必要な養育者の関わり
子どもの生きる力へのまなざし・3 生活場面を治療的に考え直すための試論―乳幼児の親子関係に関する視点より
子どもの生きる力へのまなざし・4 思春期問題援助論
子どもの生きる力へのまなざし・5 自閉症スペクトラムを疑われる思春期の子どもへの支援
「児童虐待問題」へのまなざし・1 深刻な虐待を受けた子どもの心模様
「児童虐待問題」へのまなざし・2 日本の親子虐待
「児童虐待問題」へのまなざし・3 親の持つ意味
「児童虐待問題」へのまなざし・4 家庭に問題を抱えた子どもへの配慮
著者等紹介
〓田治[タカダオサム]
1961年大阪市生まれ。1988年、東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程中退。同年、社会福祉法人横浜博萌会「情緒障害児短期治療施設横浜いずみ学園」就職。同園長、社会福祉法人横浜博萌会「情緒障害児短期治療施設川崎こども心理ケアセンターかなで」施設長を経て、現在、同会「児童心理治療施設川崎こども心理ケアセンターかなで」職員育成支援部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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