出版社内容情報
火は沈黙のまま赤々と燃え
生きなければならないおれを怒るのである
見過ごされてきた自然の中の、小さきものたちの生に仮託し、
人の生のありようを逆照射する―円熟の第9詩集。
影 10
木の問い 12
いとざくら 16
挽歌 20
ハクモクレンの難民 22
聖(ひじり) 26
途上の生 30
焼き鳥 34
岩魚 38
ザゼンソウ 42
背の川 46
水の輪 50
沢ガニ 54
すずむし 58
公孫樹 62
春 66
野ネズミ 70
友缶(ともかん) 74
年金山 78
ゲンゴロウ 82
合歓の花 86
あとがき 91
北畑光男[キタバタケミツオ]
著・文・その他
内容説明
見過ごされてきた自然の中の、小さきものたちの生に仮託し、人の生のありようを逆照射する―円熟の第9詩集。
目次
影
木の問い
いとざくら
挽歌
ハクモクレンの難民
聖
途上の生
焼き鳥
岩魚
ザゼンソウ
背の川
水の輪
沢ガニ
すずむし
公孫樹
春
野ネズミ
友缶
年金山
ゲンゴロウ
合歓の花
著者等紹介
北畑光男[キタバタケミツオ]
1946年、岩手県生まれ。詩誌「歴程」「撃竹」同人。村上昭夫研究誌「雁の声」主宰。日本現代詩人会、日本文藝家協会、埼玉詩人会、岩手県詩人クラブ会員他。詩集『救沢まで』1991年、土曜美術社(第三回富田砕花賞)、『文明ののど』2003年、花神社(第三十五回埼玉文芸賞)、『死はふりつもるか』2006年、花神社(第十三回埼玉詩人賞)、『北の蜻蛉』2011年、花神社(第十九回丸山薫賞)。評論集『村上昭夫の宇宙哀歌』2017年、コールサック社(第十四回日本詩歌句随筆評論大賞評論部門優秀賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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