文春文庫<br> 麝香ねずみ―長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖

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文春文庫
麝香ねずみ―長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167821012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「麝香ねずみ」と呼ばれる悪の一味に蝕まれた長崎の街に、江戸からきた男、奉行所与力・伊立重蔵が立ち向かう。新シリーズ第1弾。

内容説明

次期奉行の特命で、江戸から一人長崎の地に先乗りした与力・伊立重蔵。そこで目にしたのは、得体の知れぬ「麝香ねずみ」と呼ばれる阿片や鉄砲の抜け荷を得意とする一味に蝕まれた奉行所の姿だった。身を崩した錺職人・善六、地元の親分・吉次郎らと真相に迫った先に出会ったものとは―。書き下ろし長編時代小説シリーズ第一弾。

著者等紹介

指方恭一郎[サシカタキョウイチロウ]
1961年、福岡県北九州市生まれ。龍谷大学文学部仏教学科真宗学専攻卒業。僧籍の傍ら作家としても活動している。2004年、「首」で第11回九州さが大衆文学賞大賞笹沢左保賞を受賞。11年、豪商・島井宗室と秀吉の戦いを描いた『銭の弾もて秀吉を撃て』(ダイヤモンド社)で第3回城山三郎経済小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

深青

18
これはまたいいシリーズを見つけてしまいました。長崎を舞台にした時代小説。江戸の話ばかり読んできたので、こうも組織が違うのかと読んでいてびっくりしました…言葉も風習も組織も違う。その中で苦労しつつ事件に挑んでいく主人公。今からやってくる奉行もどんな人か楽しみですか…さてはて、この後どんな事件が待っているやら。楽しみで仕方がありません。2017/02/10

だいしょう@SR推進委員会

8
舞台は長崎。次の赴任奉行の家臣である伊立重蔵が麻薬や銃を抜け荷する「麝香ねずみ」の探索をするのだが…。江戸でも独特な長崎の世界観はきちんと感じられて興味深い。だが、物語は、振りが多いわりに結末がなく、中途半端。シリーズ物として考えても、もう少し黒幕の影とか組織の面々が表に出てもいいのではないかしら。主人公がエア捕り物でもしているかのようだ。全く関係のない短編も入っていて、裏の組織の不気味さとかが伝わってこない。題材が目新しいだけに何とも惜しい感じ。主人公の人妻相手の岡惚れっぷりもよけいだな。2012/05/11

高橋 (犬塚)裕道

7
星4。文章に無駄が少なくサクサク読めた。私が読む落としているのかも知れないが、もう少し複線が見えても良いのではないか?少々端折っている様に感じるところもあった。続きは必ず読もう。2017/03/10

あかんべ

5
軽い遊び人として登場したイタチの旦那はすぐに重々しい重蔵となってしまったのは残念。よく登場する長崎奉行所の仕事ぶりも書かれている。刀引きの謎は次回か?2012/11/30

M2

4
うーん、面白いんだけど、なんか地味な印象。2011/09/13

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