不在都市

個数:

不在都市

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 12時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5変判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784783736318
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

かわるがわるの記憶が
あおざめ
時割れてゆく
(「不在都市」)

「永方祐樹はこの『不在都市』で交響した、交響している、交響させる」(古川日出男)、「不在都市」とは、そんな快活な場としての東京の(再)開発だ」(菅啓次郎)。
土地の記憶を呼び起こす重層化する視線。マルチリンガル詩を含む、現在への果敢な試み。
装画=青野春秋、装幀=中島浩

永方佑樹[ナガエユウキ]
著・文・その他

目次

中野3丁目
埠頭の夢
白金姫
都市白書2017
だろうか―E231系車内
記号論―春とコバルト
渋谷ディニスクランブル
オレたちの国
東京都千代田区永田町一丁目七番一号
塔と浅草木馬〔ほか〕

著者等紹介

永方佑樹[ナガエユウキ]
2012年、「詩と思想」新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スミス市松

27
現在の東京と明治・大正期を通り抜けて江戸に至るまでの古層が二重写しで描かれる。それは「埠頭の夢」から始まり、詩行の左右に打たれたルビで複数の時間が並列する「渋谷ディニスクランブル」、青白い巨塔へのまなざしが時代を遡行する「塔と浅草木馬」、そして巻末「不在都市」にて読者は現代の都市を無数の絶えた夢として体感する。過去から現在へ向かう「歴史」が〈垂直的に絶えていくもの〉だとすれば、一方で人を忘れ繋がりを失っていくこと、つまり都市の過剰さがもたらす私たちの「孤独」が〈水平的に絶えていくもの〉と理解されるだろう。2018/11/14

gu

3
好きな詩集。土地を書くことがイコールで時間を書くことになる。複数の時間の重なりを表現する言葉。『渋谷ディニスクランブル』のルビ、『塔と浅草木馬』のシームレスな変転。2021/08/29

gu

3
地図と地史。現在の、地表に溢れる声(騒音)と地層に埋もれた声を同時に呼び出そうとする試み?『塔と浅草木馬』のような、土地と時間を彷徨う文章を探していた。2019/09/22

kana0202

0
なかなかイイ2021/01/13

ゆん

0
タイトル、表紙に惹かれて購入。びっくりした。他の「詩集」と呼ばれているものとは一線を画す世界観。とにかく、いろんな形式の詩が楽しめる。全体的にアート作品のようでありながら、日本的な深みも感じるのは、江戸と東京?の地図のせいか。あるいは詩の言葉の美しさ(雅さ?)にもよるのか?最後の「不在都市」で全てが言語の中に溶けてゆく。圧巻。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13214055
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。