出版社内容情報
悲はひかりの粒子にくるまれて/必然のつれあいのように
すくいのみちをめざしながら/秘奥の悲の舞を
ひそかに演じるのでしょうか (「悲の舞」)
「見えなくなると/たとえば宇宙論の膜をめっくて/じぶんと待ち合わせる/いまどうしている?/悲の舞を終えたあとの/かすかな他生のかほり」(「悲の舞を終えたあとの」)。
デジタルの世界の傷口に舞う悲の欠片を、いのちのすきまにそっと抱く。
辿りついたはじまりの景色25篇。
三田洋[ミタヨウ]
著・文・その他
内容説明
デジタルの世界の傷口に舞う悲の欠片を、いのちのすきまにそっと抱く。時間と空間のあわいのかなた―辿りついたはじまりの景色25篇。
目次
1 悲の舞―あるいはギアの秘めごと(悲の舞;ギアの秘めごと;中性子のかなしみ ほか)
2 他生のかおり(往来;他生のかおり;悲の舞を終えたあとの ほか)
3 はるかな涙(遺伝子戦争;はるかな涙―夢の地層;氷上のバラ ほか)
著者等紹介
三田洋[ミタヨウ]
詩集『回漕船』(思潮社、1975年、第四回壺井繁治賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。