出版社内容情報
わたしは
いつか、
ランディ・バース上院議員
に会いに
オクラホマの
農場へ
行きたい
色々なこと
勝手に、
話しかけてみたい
「「物語」が、巧みに布置される「行」の間隙から溢れ出る。・・・その「溢れ」において「悲歌」を維持するのだ。」(稲川方人)
「彼は一人称にこだわり続けて傑作をものにした。」(大野南淀)
現代詩手帖新人欄入選の名篇「荷造り」「明石市太寺にある、」を収める、入魂の一書。共同詩集『過剰』につぐ第2詩集。期待の詩人、本格始動へ。
藤本哲明[フジモトテツアキ]
著・文・その他
目次
九月一匹
トータル・エモーショナル・トラッシュ
床と誰か
間違った夏
ノーツ・オン・ナッシング
水没宣言
Loveless
南港、平成一一
荷造り
明石市太寺にある、
ビデオ・イン・アメリカ
ビデオ・イン・アメリカ(二)
それぞれの一個が静かである夜
部屋
年が明けてから、ずっと
インターナショナル・ヒットマン・ブルーズ
唇
この街の今世紀
著者等紹介
藤本哲明[フジモトテツアキ]
1982年明石市生まれ。2016年共同詩集『過剰』刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cell 44
2
久し振りに詩を読みながら泣いてしまった。2018/12/31
Э0!P!
0
おまえも、きっと そういうコンビニを見つければ良かったのだ / 2022/09/28
0
現代における「詩」の散文的崩壊に対して、誠実に応答しようとしている、と感じる。だから、その認識が誠実であればあるほど読んでいると息苦しくなるのだ。この詩集には「何もない」が書かれている。そこには、人間がいなくなった荒涼とした風景だけが広がっている。だが、実際になにもないでしょう?そういう何もない場所から始めなければもう無理でしょう?て強く説得されるのも事実だ。2021/12/01
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