出版社内容情報
こうして場が沈む、きりもなく場が沈むとき―
名も失われた街道に沿って、
エデンホテルが、うっすらと浮かんでいる、という、
(「エデンホテル」)
オルガスムス屋、神経の蟻、錆と苔、霊の抜け駆け、廃墟、染色体・・・。原詩テキストに登場した事物や生き物たちが、新たな記述とともにリンクを張る。名が集められ、刻がわきたち、われわれは出発する―・90年代からの連作、ついに結実。躍動の、詩のライフワーク。
野村喜和夫[ノムラキワオ]
著・文・その他
内容説明
原詩テキストに登場した事物や生き物たちが、新たな記述とともにリンクを張る。名が集められ、刻がわきたち、われわれは出発する―。幻想の世界地図。オルガスムス屋、神経の蟻、錆と苔、霊の抜け駆け、廃墟、染色体…。躍動の、詩のライフワーク。90年代からの連作、結実!
目次
骨のカントー、肉のカントー(平滑ロード;眼底ロード ほか)
デジャヴュ街道((デジャヴュ、さながら―)
神経の蟻、かく語りき ほか)
その他の街道(ウル街道;ヒメ街道 ほか)
このひとひらの無限の野を((もう長いあひだ眼はさまよつて―)
(塔はゆらゆら逃げ去るやうに―) ほか)
ルリ大街道
エデンホテル(エデンホテル;この世の果てあるいは希望)
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