出版社内容情報
こうして場が沈む、きりもなく場が沈むとき―
名も失われた街道に沿って、
エデンホテルが、うっすらと浮かんでいる、という、
(「エデンホテル」)
オルガスムス屋、神経の蟻、錆と苔、霊の抜け駆け、廃墟、染色体・・・。原詩テキストに登場した事物や生き物たちが、新たな記述とともにリンクを張る。名が集められ、刻がわきたち、われわれは出発する―・90年代からの連作、ついに結実。躍動の、詩のライフワーク。
野村喜和夫[ノムラキワオ]
著・文・その他
内容説明
原詩テキストに登場した事物や生き物たちが、新たな記述とともにリンクを張る。名が集められ、刻がわきたち、われわれは出発する―。幻想の世界地図。オルガスムス屋、神経の蟻、錆と苔、霊の抜け駆け、廃墟、染色体…。躍動の、詩のライフワーク。90年代からの連作、結実!
目次
骨のカントー、肉のカントー(平滑ロード;眼底ロード ほか)
デジャヴュ街道((デジャヴュ、さながら―)
神経の蟻、かく語りき ほか)
その他の街道(ウル街道;ヒメ街道 ほか)
このひとひらの無限の野を((もう長いあひだ眼はさまよつて―)
(塔はゆらゆら逃げ去るやうに―) ほか)
ルリ大街道
エデンホテル(エデンホテル;この世の果てあるいは希望)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kumoi
5
言葉を使って言葉ならざるものに到達しようとする。可能かどうかは問うてはいけない。まず私たちは生きている。そこから始めよう。だから生きているということが意味である。それ以上でもそれ以下でもない。死には意味がない。死は無限だ。あるいは潜在的なものでもある。その潜在性がactualizationするとき、意味があるように感じる。アリストテレスを超え、スピノザに与し、ウィトゲンシュタインをまつろい、ドゥルーズに落ちる。言葉の話をしている。詩の話をしている。まだ見たことのないものと既視のものとに向かって。2026/09/10




