出版社内容情報
今日、国境をめざす
「ぼくらは通話中のまま、みらいの湾岸を走り抜ける。最後のトラフィックリポートがはじまった」(「84.7」)。
「ここから遠い国にも百年前にも交信できるような、「悲惨さ」への感受力」(福間健二)。
「劣勢を戦う者の「クラシック」とでも言うべき姿がある」(中尾太一)。
新しい時代感覚を記す、第1詩集。
装幀=奥定泰之
装画=浦上和久
尾久守侑[オギュウカミユ]
著・文・その他
内容説明
廊下にもたくさん動かなくなった制服がおちていて、でもわたしたちは歩いていく、きめていた。わたしたちは今日、国境をめざす。
著者等紹介
尾久守侑[オギュウカミユ]
1989年東京都生まれ。横浜市立大学医学部卒業。現在、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室に所属。2011年12月より「現代詩手帖」「ユリイカ」に投稿を始める。『国境とJK』は第1詩集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。