出版社内容情報
生と死と
「沈黙を言語で表せないか考えている。会話の中の沈黙を受け入れることで人を救うことができた」(あとがき)。
前詩集から時を経て、さらに五感をとぎすませた詩人は、目の前の自然の風景、そして自らの記憶のなかから、人生の機微を鮮やかに描写する。生とはなにか、そして死とはなにか。7年ぶりの新詩集。
柏木勇一[カシワギユウイチ]
著・文・その他
目次
薔薇の殺意
棘
喪失と誕生
蜥蜴
誘惑と殺戮
冥途の馬
荒地の豚
龍の眠る海
地名
八月の蝉〔ほか〕
著者等紹介
柏木勇一[カシワギユウイチ]
1941年岩手県生まれ。『たとえば苦悶する牡蛎のように』2009年(書肆青樹社)第九回「詩と創造賞」。「日本現代詩人会」「日本詩人クラブ」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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