出版社内容情報
「川べりに/毀された真珠が息をひそめ/かすかなところにすまいしているものらが/水を曲げている/名前を呼ぶとおどろいたように水はふりむく」(「Barroco」)。
心と身体の感知するところを、言葉に導かれるようにして。
『繭の家』から5年、独自の書記をつきつめた待望の新詩集。
北原千代[キタハラチヨ]
著・文・その他
内容説明
心と身体の感知するところを、言葉に導かれるようにして。『繭の家』から5年、独自の書記をつきつめた待望の新詩集。
目次
1(もえあがる樹のように;ソナチネの川;櫻池;天宮;受胎告知 ほか)
2(蜜柑室;卵の結晶;骨埋づみ;厨;晩い夏のひと ほか)
感想・レビュー
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- 和書
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