出版社内容情報
「いにしえの)原生林の)太鼓が 徴が動む/ぼうやがくるくると墜ちてゆくあやまちの、そう螺旋なのです//ねむっている神が あ あぁっ。と目覚めるほどの」(「鳥居くぐり」)。
ちいさきものの方舟に曳かれ、原始の息吹をおろす―宇宙なる子宮(こみや)のいのちの祭礼。
待望の第7詩集。
装書=稲田浩子
原田道子[ハラダミチコ]
著・文・その他
目次
1(種のシャッフル;鬼哭の波動;ゆきやま異聞;列島の鱗;鳥居くぐり;跪いて、このぬくもり;せぬ、ぼうや;かごめ紋絵図)
2(ママンが咲こうとする;非ず、非ず;ねてはならぬよアッサジ;都市の涅槃図)
3(いま。美月の喉をつたう;花祭り。においたつみきみか;春の栞;アラルの、Memento mori;かぐやの物語;夢記;ぷらずまの、あとの)