出版社内容情報
みんな、乗り合いの
いつの間にか 春が 終わっていて
ふわっと 小さな駅のプラットホームに立っている
旅の季節がきたみたい
(「旅の季節」)
「高平さんは詩を書くことによって、心の最も大切な部分を損なうことなく育ててきた。持ち前の、とっておきの優しさとユーモアにくるんで……。どんなに辛く悲しい運命も、季節の巡りに恢復して行くだろう。あなたは変わることなく独り旅を続けながら、これからも豊かな詩を書き続けて行くだろう。勿論、わたくしたちの 列車に乗って――」(高貝弘也)。
装幀=尾関裕隆
高平よしあき[タカヒラヨシアキ]
著・文・その他
目次
あやしい季節(陽だまり;春がきたらしい ほか)
再生工房(ぽんかん;ででんでん ほか)
隙間のうた(ヒップ;空白区 ほか)
旅の季節(旅の季節;朝食 ほか)
わたくしたちの列車(北斗星四号;わたくしたちの列車)
著者等紹介
高平よしあき[タカヒラヨシアキ]
1928年宮崎県延岡市生まれ。障がい児の治療教育を四十年、その後、カウンセラーとして心理相談に従事。日本心理臨床学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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