出版社内容情報
八十億年先は 誰も住まない この地球で 夥しい血が今日も流れ 異国の双翼機が バタバタと爆音をならして飛び回る
(「海 輝く」)
南島の底知れぬ自然と歴史の明暗、浮かび上がる生死のはざまで紡がれた20の緊密な詩篇。装画=福地靖、写真=?田有大
網谷 厚子[アミタニアツコ]
著・文・その他
内容説明
南島の底知れぬ自然と歴史の明暗、浮かび上がる生死のはざまで紡がれた20の緊密な詩篇。
目次
魂魄風
ただ紺碧
白い翼
風が吹き抜けるところ
洞
海輝く
神の気配
コロニアルな
屠られる
届かない〔ほか〕
著者等紹介
網谷厚子[アミタニアツコ]
1954年9月12日富山県中新川郡上市町生。『水語り』(思潮社・1995年・茨城文学賞)、『万里』(思潮社・2001年・第一二回日本詩人クラブ新人賞)、『瑠璃行』(思潮社・2011年・第三五回山之口貘賞)。研究書・解説書・評論集に『詩的言語論―JAPANポエムの向かう道』(国文社・2012年・茨城文学賞)他。「万河・Banga」主宰。「白亜紀」同人。日本現代詩人会・日本詩人クラブ・日本ペンクラブ・日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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