内容説明
佐渡に居住する詩人の内/外の眼差しが捉えた、傷を与えたものの忘却と、受けたものの記憶の狭間に無数にうごめく跡。言語の生成と消失の明滅に接ぎ木し続け、出来する、異貌のパリンプセスト。
目次
霧の海峡で
網をかがる
路面のくぼみ
袋、紐の舌
出ていく女
製材所の跡地
牡蛎筏の海
ポリ袋が川面を流れる
海上架橋
海を区切る鉄パイプ
W家の跡地
蔦の振子
擁壁の穴
ビニールシート
二重ガラスの窓の夜空
スクリーン
並ぶビッド
空き箱、あるいは茸
佐渡に居住する詩人の内/外の眼差しが捉えた、傷を与えたものの忘却と、受けたものの記憶の狭間に無数にうごめく跡。言語の生成と消失の明滅に接ぎ木し続け、出来する、異貌のパリンプセスト。
霧の海峡で
網をかがる
路面のくぼみ
袋、紐の舌
出ていく女
製材所の跡地
牡蛎筏の海
ポリ袋が川面を流れる
海上架橋
海を区切る鉄パイプ
W家の跡地
蔦の振子
擁壁の穴
ビニールシート
二重ガラスの窓の夜空
スクリーン
並ぶビッド
空き箱、あるいは茸