出版社内容情報
「予感はただ予感のままに/ささやきの多層性であるのだから/探索する蘂と蘂が開かれて/集合する花びらたち/瞳のごとく/さらに」(「密集における内と外の」)。
2009年から、静かに、ひたむきに積み重ねられた、森美千代の写真とのコラボレーション。
松尾真由美の新たなる挑戦。
装幀=中島浩
松尾真由美[マツオマユミ]
著・文・その他
森美千代[モリミチヨ]
写真
内容説明
2009年から、静かに、ひたむきに積み重ねられた、森美千代の写真とのコラボレーション。松尾真由美の新たなる挑戦。
目次
蕾、円環の線にそって
密集における内と外の
まなざしと枠の交感
灰の光沢、花弁の先
真紅の解放度
たたずみのある形
零度の蕊の音域の
花開くときの領域
集まりさやめく夢の先の
異和から花が脱するとき〔ほか〕