内容説明
震災後に一度は言葉を失った詩人が、礫の先にある光を目指して、いまこの世界を這い上がろうとする。自らと、そして世界に突きつける言葉の刃。希望はあるのか、絶望しかないのか。詩の言葉の絶対を疑いながら、素手で掴みとった真実の詩。
目次
俺の死後はいつも無人
終わらない遠近
逃亡
深夜に大型バスがもはや頭の中で激しく横転したままだ
百年の鯉
春と棘
震災ノート
廃炉詩篇
誰もいない福島
著者等紹介
和合亮一[ワゴウリョウイチ]
詩人。『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞、『AFTER』で第4回中原中也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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