内容説明
『大いなる自由』『アルゴールの城にて』『シルトの岸辺』『森のバルコニー』などの作品のほか、ブルトンをはじめとするシュルレアリストとの交流、研究で、わが国でもひろく知られるフランスの代表的詩人が、私家本として刊行した幻の散文詩集の待望の初訳。原文も全文収録し、挿絵としてフランスを拠点に精力的な活動をつづける黒田アキの作品を四枚添える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべ
1
すごい好き、欲しい2016/09/13
渡邊利道
0
1952年に私家版として出た詩集の日仏対訳版。無題の十二の短いパートからなる、情熱的な「きみ」に捧げる恋の詩片。ささやかで美しい。日本語部分だけ読みました。2017/02/01
ひかり
0
再2014/10/19
龍國竣/リュウゴク
0
本書はもともと63部しか刷られなかった私家本だという。「ぼくはきみが好きだ」「ぼくはきみを愛している」そこには実に素朴な愛の呼びかけがある。そして、終盤には愛の喪失へと進んでいく様子を読んでいくと、その純粋さに心打たれ、思わず涙が溢れてくる。2014/04/30
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