内容説明
詩は風に飛ぶ柳の綿、一片の雪、一面の白い葦。世界を驚かすものではない。―現代中国のただなかで、自分自身のために詩を書き継ぐ。魂を飛翔させる思惟の流れ。2010年代の作品を収める進行形の翻訳詩集。
目次
1(エマーソンって誰;錦を着て夜を行く;水は間もなく沸く ほか)
2(吹き荒れる顔;空中に根を下ろす;愛は十八階から跳び下りる ほか)
3(半輪の太陽;羽毛万歳;太陽玉葱を切れ ほか)
著者等紹介
朱涛[チュータオ]
1960年代、浙江省舟山生まれ。80年代に文学創作を開始し、作品を不定期に「人民文学」、「詩刊」、「中国作家」等の刊行物に発表したが、後に文学を放棄、ビジネスに身を投じた。2008年文学創作に復帰した
竹内新[タケウチシン]
1947年、愛知県蒲郡市生まれ。名古屋大学文学部中国文学科卒。愛知県立高校国語科教員を定年退職。その間の二年間、中国吉林大学外文系文教専家(日本語)。詩集『果実集』(第五十五回中日詩賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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