内容説明
世界を疾駆する詩人が、闇夜の果てでつかみ取った魂の叫び―。異形の現代を討つべく、馬篇／猫篇で放たれる、圧倒的長詩。
目次
馬篇―馬の性の遍歴およびその道徳的な苦境について（馬の悲傷；馬の誘拐；馬の迷宮都市；馬の幻影；馬の孤独；馬の遁走；馬の荒地；馬の密通；馬の死）
猫篇―猫の初夜の物語と命の遣り取りのドラマについて（猫の涙；猫の媚び；猫のキス；猫の情；猫の戦い；猫の悪；猫の猫；猫の猫；猫の死）
著者等紹介
駱英［ルオイン］
１９５６年、中国甘粛省蘭州生まれ。本名、黄怒波。幼少期は寧夏回族自治区銀川に育つ。北京大学中文系卒業。中欧国際工商学院ＥＭＢＡ取得。現在、中坤グループ会長を務める。７６年に詩を書き始め、９２年、第一詩集『もう私を愛さないで』刊行
竹内新［タケウチシン］
１９４７年、愛知県生まれ。７１年、名古屋大学文学部（中国文学）卒。８０年から８２年にかけて吉林大学で日本語講師を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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