内容説明
いのちの底流に響き渡る“うた”と、愛という水源への導き…。本書は戦前の近代詩から出発した女性詩人が、自らの歩みを詩で読み解く自伝的歌物語であり、いのちへの深い問いかけ、詩歌への誘いの書でもある。
目次
わたしはのどがかわいている
受けつがれてゆく血
物体=言葉
やさしい声の妹
読者とふたり連れ
結婚よりもデリケート
創る喜びのために
井の中の蛙
街を歩いている時に
母をうたう時に〔ほか〕
著者等紹介
新川和江[シンカワカズエ]
1929年茨城県生まれ。西條八十に師事する。生や愛の本質を柔らかな言葉で謳いあげ、戦後詩に力強い女性詩の水脈をつくる。「地球」同人。幼年詩集、詩集など数多く手がける。83年から93年まで吉原幸子と「現代詩ラ・メール」を主宰、新しい女性詩の活動の母体を用意した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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