内容説明
現実はこんなに過酷で残酷なのに、ぼくたちはなんでこんなに幸福なのだろう―。心の傷口から零れ落ちる痛みが、コトバの最涯で結晶化する。現代詩手帖賞詩人、鮮烈なる処女詩集。第42回現代詩手帖賞受賞。
目次
私を底辺として。
快晴の過程で
低空
新世界
ソナタ
冬のすみか
ケモノ道
八月十五日
パレードのあと
イマワノキワ〔ほか〕
著者等紹介
三角みづ紀[ミスミミズキ]
1981年、鹿児島県生まれ。現在、東京造形大学デザイン学科在学中。『オウバアキル』で、2004年、第42回現代詩手帖賞受賞
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