内容説明
大野一雄101歳の年に行われた国際シンポジウムを、新たに再構成し完全収録。伝統演劇や宗教との関係、ヨーロッパでの受容の推移など、多角的な視点から検証し、大野一雄の舞踏の全貌に迫る。
目次
論考(大野一雄の舞踏世界―『ラ・アルヘンチーナ頌』と能の身体性;暗黒舞踏登場前夜―戦後日本のモダンダンスと大野一雄;「死者」と一緒に踊る老体―「ラ・アルヘンチーナ頌」の分析;ヨーロッパにおける大野一雄及び舞踏研究;キリスト教から読む大野一雄―「魚釣り」としての人間;不死の肖像)
鼎談(大野一雄・写真・蕭白)
講演(大野一雄氏との出合い;幻想の身体・大野一雄)
パネルディスカッション(舞踏と生命)
著者等紹介
岡本章[オカモトアキラ]
1949年生まれ。明治学院大学文学部芸術学科教授。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。専門は現代演劇・能研究。演出家、俳優。1971年より錬肉工房を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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