内容説明
記紀万葉から平成のサラリーマン川柳まで、時代と世俗を反映しながら残されてきた詩のことばの変遷をめぐりながら、独自の民俗学的思考を軸に、日本における風土・風俗、ゲームやアニメなどへの影響、晩年の谷川雁が遺した歌曲や童謡、ふるさと熊野における自らの幼少時の記憶などを交叉させつつ、詩語のはじまりと行方を重層的に論じる。
目次
第1章 詩語のはじまり(神の常態;巫女の系譜;伝播と変容;出雲の神言;受容という方法)
第2章 詩語の行方(詩の現況;現代詩の表記の問題;詩語のありか)
第3章 詩語の周辺(それからの谷川雁;仙助さんのこと;美しい声;ある紙片;デジャビュの島―あとがきにかえて)
著者等紹介
中森美方[ナカモリヨシノリ]
1951年三重県熊野市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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