内容説明
“自由”、“民族”、“現代”という三つの詩学から、声を、国家を、近代を、物語を、革命を論じ、この世界で自由であり現代であるべき文学の意味を問う、藤井貞和の挑戦。
目次
1 自由詩学(自由(詩)学
自由(詩)学補足―日本近代詩の源流
調べに聴く ほか)
2 民族詩学批判(国家的同一性と“うた”;“民族詩学”の批判;『北斗帖』とアイヌ文学(鳩沢佐美夫))
3 現代詩学(一九六八年、詩と革命;自由な定型と定型の自由;雨季へ ほか)
著者等紹介
藤井貞和[フジイサダカズ]
1942年生まれ。作品に詩集『地名は地面へ帰れ』『乱暴な大洪水』『ラブホテルの大家族』他多数
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