内容説明
倉橋健一、小池昌代によって選出された第40回現代詩手帖賞受賞詩人が放つ第一作。新しい感性の予感を秘めた若き詩人の詩的出発。
目次
百年
朱色に熟れるランドセル
声
点火期
発色
制服とゆうひ
家
28番目の、
甘い芽
魂ではない
朝の会社
あな
あとすこし
丘のうえで
ひまわり
明け方の耳から
ミシン線
緑色の川
土よりもふかく
藍色の家
著者等紹介
杉本真維子[スギモトマイコ]
1973年長野市生まれ。作品の初めての掲載は1998年「婦人公論」詩欄。のち、2001年頃より発表を始める。武蔵野女子大学短期大学部文科英文専攻および学習院大学文学部哲学科卒業。2002年5月第四十回現代詩手帖賞受賞。現在、詩誌「BCG」同人
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