内容説明
とめどなく溢れる詩語と無限の時の円環が、ことばの恍惚へと読者を誘う。それは官能にたゆたう世界の似姿である。H氏賞受賞詩人、待望の第三詩集。
目次
ふるえる花片の伸びやかな秘儀の在処
夏の手前の翼の彩度
きららかな目覚めをもとめる過密な冬の
透過のための火の仮設
あるいは抹消と再生へのみずみずしい転記に溺れる
瓦解への晴れやかな夜の註記
告白の追認または秘めやかな漂泊にまみれるとき
さらに密接な迂回の過渡期
日の閉域睡りの剥片はなおも遊戯にあふれる
とめどなく溢れる詩語と無限の時の円環が、ことばの恍惚へと読者を誘う。それは官能にたゆたう世界の似姿である。H氏賞受賞詩人、待望の第三詩集。
ふるえる花片の伸びやかな秘儀の在処
夏の手前の翼の彩度
きららかな目覚めをもとめる過密な冬の
透過のための火の仮設
あるいは抹消と再生へのみずみずしい転記に溺れる
瓦解への晴れやかな夜の註記
告白の追認または秘めやかな漂泊にまみれるとき
さらに密接な迂回の過渡期
日の閉域睡りの剥片はなおも遊戯にあふれる