内容説明
「こういう詩が出現することを私は待ち望んでいた」と谷川俊太郎氏に絶賛された『笑うバグ』から11年。生の只中にひそむ詩を見つけだし、個人を含む世界全体をとらえる、現代詩のあらたな冒険。
目次
電話
ニューヨーク サブウェイライド
若さと健康
電子の波に乗る神々
北から
南から
混沌のピザ
TVディナーの憂鬱
CNNウェザーリポート
星の家族〔ほか〕
著者等紹介
四元康祐[ヨツモトヤスヒロ]
1959年大阪生まれ。1991年、第一誌集『笑うバグ』を発表し、ビジネスを主題にした作品群が大きな注目をあつめる。1986年から米国、1994年以降ドイツ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読書家さん#mdQf51
1
いつか死ぬとき空に聴く物音は あなただけへの贈物 - DNAカレンダー SIDS 空へ 木陰にて 真新しい世界の捉え方がどの詩にも見られるが、 なんと言っても表題作が1番面白く斬新で印象的。 これまで興味も親しみも感じなかった中年という存在に深みを感じられるようになり、ぐんと距離が縮められた感じ。 2021/04/01
🦐🍴💓🥑
0
「家」「木陰にて」のような意味の強い散文詩、とても面白いしすごく好きなのだけれど、これのどこが詩なのか、なぜ小説ではだめなのかと言われるとわからない。勉強不足。2016/08/24