内容説明
前詩集『鏡と街』以後のほぼ七年間に書いた作品から選んだ三十七篇。
目次
月明
化体
瓦礫船
破局について
妄想蛙
暗い春
マーフィ
マルタおばさん
投身
永訣〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
3
最高なんだけど金太郎飴みたいに同じ書き方とテンションで続くので、読んでいくとだんだん飽きてくる。もちろん各篇に微妙な違いはあるのだが。「それらは、おそらく、私だけの鏡だけに映った狂った事実である。だが、他人には、全てが、邪悪な偽りだったとしても、私は、私を生きなければならない。私は、私を、生きなければならないのだ。」（破局について） 抜き出すならやはりここだが全体として論理のねじれをそのままに進むところがよい。これはもうこういう仕方のないものなのだ、と。2017/11/15
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