出版社内容情報
80年代から現在までの代表作を網羅
両岸には大都市が繁栄していました
欲望に膨れた腹を?き出しにした水死人が
浮きつ沈みつ流れてゆくのも目にしましたが
わたくしは尚 一滴の水にかわく者です
(「遠く来て」)
「新川和江の詩との出会いは中学1年の春、教科書の中だった。ぴんと立つ詩句を前に、自ずと背筋が伸びた」(文月悠光)。『ひきわり麦抄』から『はね橋』『潮の庭から』『けさの陽に』『はたはたと頁がめくれ…』『記憶する水』、最新詩集『ブック・エンド』まで――。女性詩人たちを牽引し続けてきた新川和江の現在を伝える。インタビュー=聞き手・吉田文憲
新川 和江[シンカワカズエ]
著・文・その他
内容説明
80年代から現在までの代表作を網羅。
目次
詩集“ひきわり麦抄”から
詩集“はね橋”から
詩集“潮の庭から”から
詩集“けさの陽に”から
詩集“はたはたと頁がめくれ…”から
詩集“記憶する水”から
詩集“ブック・エンド”全篇
幼年・少年詩集“いつもどこかで”から
少年詩集“名づけられた葉なのだから”から
エッセイ
詩人論・作品論
著者等紹介
新川和江[シンカワカズエ]
1929年茨城県結城市に生まれる。女学生時代、東京の戦火を逃れて隣町に疎開してきた西條八十に師事。戦後上京、学習雑誌や少女雑誌に詩や物語を書くかたわら、NHK・TV報道番組のリポーターや音楽番組の審査員をつとめる。学研・中一コースに連載の詩により小学館文学賞を受賞、おのずと往く道が定まる。室生犀星賞、現代詩人賞、詩歌文学館賞、藤村記念歴程賞、花椿賞など、十に余る賞を与えられる。日本現代詩人会の理事長・会長を歴任。1983年吉原幸子と共に季刊詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊、きっちり10年間女性詩人の発表の場づくりに励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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sk
飴玉
岡部淳太郎