目次
初期詩篇から
〈砂詩集〉から
詩集〈アフリカ〉全篇
詩集〈われわれのにがい義務〉全篇
詩集〈梨花をうつ〉全篇
詩集〈わが創世の歌〉全篇
未刊詩篇 幻夢妖義
訳詩詩篇
詩論(西脇順三郎と高村光太郎―幻影と倫理;詩の仕掛け舞台)
詩人論(宇宙の歩みと共に=鍵谷幸信;Your craft of tsullen art=武田文章)
作品論(頌歌としての詩=原崎孝;秘法十八番=新倉俊一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部淳太郎
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かなりいい、と思う。でも、詩を読む人の中でもあまり知られてないのが残念。
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再読。下手な例えで申し訳ないが、野球で言えば、打率で言えば2割6分前後、本塁打10本前後打つ。これを安定して通年維持し続けている感じ、もちろん、褒めているつもりで言っている。ただ、初期にあったような異国情緒や青春の瑞々しさを敢えて断ち切るかのような古典的世界、東洋的世界への回帰という後期はガラッと作風を変えており、そこは読んでいて興味深い。でも、やはり、戦後詩のメインストリームには乗り切れないような、まあ、そこがこの人の良さであると言えばそうなんだけど。2021/10/19