出版社内容情報
Sの復活を見逃すな――。
茜が教師をつとめる女子校で、ある動画を見た者は死んでしまうという噂が流行する。不可解な死を遂げた教え子を、警察は自殺と断定するが、彼女が死の直前見ていたサイトには――。話題のホラー映画をノベライズ!
内容説明
茜が教える女子高では、見ると死ぬという「呪いの動画」の噂が広がっていた。遺体に手の形の痣が残された不審死が続くなか、ついに茜の生徒も不可解な死を遂げる。警察は自殺と判断するが、生徒の遺体にも同じ形の痣が残され、死の直前に見ていたサイトが、噂の「呪いの動画」だったことが判明する―。かつて日本中を恐怖に陥れた、あの貞子がよみがえる。逃れられない恐怖が襲う話題のホラー映画を完全ノベライズ。
著者等紹介
藤ダリオ[フジダリオ]
1962年北海道生まれ。映画、テレビアニメ制作を経て『出口なし』で作家デビュー。児童向け作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
58
読友さんから聞いて、違う意味での「怖いもの見たさ」で読み始める。二十年前のデビュー以来様々な活躍を続けられる貞子さんですが、今回は動画配信に挑戦。…貞子出演作品を見る度にいつも思うのは、『リング』が如何に考え抜かれて作られているか。七日間のタイムリミットの中で謎を解いていくというミステリ興味と同時に貞子の呪いの得体の知れなさが身に迫るような傑作だったなあ。と本作でダイレクトな肉体言語で殺しにかかってくるパワーキャラと化した貞子さんを見つつ、ぼんやりとそんな事ばかり考えてました。どうしてこうなった…。2020/03/19
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
5
見ると死ぬと言われる「呪いの動画」。茜の勤める女子高でもその噂が流れており、どう噂の流布を食い止めるか苦心していた。同時期に黒い手形の痣を持つ不審死が複数出現し、警察は調査に乗り出すが、次第に事態はあり得ない方向に向かっていく。*** 「リング」で誕生した貞子はもはや伝説的。はじめに貞子が生まれ、社会現象を巻き起こした「リング」から12年の時を経て再び別の作品として映画化されるというのは本当にすごい。そして、こちらの小説はその映画のノベライズ版。2020/05/04
のりすけ
3
映画から。Jホラーがどんどんモンスター化していくなぁ…って痛烈に感じた作品。映画では「ンナアホナー」な造形のカマドウマ貞子を能力でバッタバッタとなぎ倒していくシーンに爆笑したっけ。まさか、後に伽椰子さんと戦うことになろうとは…。そして口裂け女まで海外に行くことになろうとは…。全然怖くはないけど、こういうアホラー、きらいじゃないですw2016/10/28
なるるん
2
3Dなのに飛び出して来なかった。2023/05/04
さくや
2
面白かった。 ビデオと違って防ぎようがないのが困る。2017/06/14