感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
7
言葉はどこまでも言葉でしかなく、言葉によって思想が表現されるということには決定的なまやかしがある。とすれば、言葉の不実さを問い直す言葉の分野があってもいい。入沢康夫の問題意識はそうしたもので、スタイルを自在に変えて読者をはぐらかし続ける手際は、どこか手品師を思わせる。だが一見して軽はずみに思える言葉の向こうには、現実とは別の、言葉の上にだけ成り立つ虚の世界がたしかに息づいている。人間から独立した作り物の幻想空間。なんとなく、誰にも教えずにその中で遊んでいたい気がする。詩集を集めようかな。2014/04/29
水紗枝荒葉
3
入沢康夫は日本現代詩の文法・語法・技巧を整備した人である。その内実はというと、これもかなり面白い。「詩は表現でない」としても、彼の詩からは現実から来たような独特の肉感的エロスが漂う。 巻末の天沢退二郎の解説も秀逸、というかもはや一つの異常だ。批評のような詩のような文章。2024/03/15
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3
緑の間の奥で 翼もくちばしもない鳥たちが叫ぶ/閉じられた夜の籠の底で/ぼくたちの人でなしの恋が かさこそと音を立てる/唄って/さあ/唄って下さい/夜なかの/残酷な裏切り 何がおこつたのか おこらなかつたのかを (「夜の森の唄」)2018/09/15
王天上
2
初期の作品には誰でもわくわくさせられるだろうなあ。中盤以降はこちらのステージが上がらないことにはなんとも歯が立たない。一行ずつ飛躍するのでついていけなかった。2015/02/04
Akiya
1
彼の散文詩を始めて読んだが、全て素晴らしいものだった。自分が思い描いている「詩」というものに親近感が湧いた。2022/06/04
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