感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
6
ずいぶん難儀した。というのは、名作とされる「毒虫飼育」などはまだわかりやすいほうで、村落共同体をモチーフにして時代の狂気を描出しながらも、徐々に飢えや否定性を存在に引き入れて、這い進むようなその運動が激しさを増していくから。読み進めるほどに声は過激になりまさり、一読しただけでは思考を塗りつぶす轟音しか残らない。詩を行為する身振りの激しさに重きをおくならともかく、自分が求めるものとは隔たっている。ただ、こういう人がいるのは認識しておきたい。2014/04/23
sk
0
危機と衝動2012/09/11




