内容説明
かたわらを止めようもなく時が去っていく。ばらは天に属し、だれの所有でもない。全篇の底を流れる「生かされている」という意識から、このうえなく慈しみ深いことばが紡ぎ出される。前触れなく襲う不安や孤独を前にして萎縮するこころを丹念にときほぐし、しなやかに波打つ一枚のタペストリーにまとめあげた熟練の手腕きわだつ詩の結晶。
目次
暗い季節
カレンダー
雪雲
つぶやき
冬の夜
海に降る雪
こいのぼり
十一月
雪国にて
シクラメンの花によせて
ある日
みのり
十二月〔ほか〕
かたわらを止めようもなく時が去っていく。ばらは天に属し、だれの所有でもない。全篇の底を流れる「生かされている」という意識から、このうえなく慈しみ深いことばが紡ぎ出される。前触れなく襲う不安や孤独を前にして萎縮するこころを丹念にときほぐし、しなやかに波打つ一枚のタペストリーにまとめあげた熟練の手腕きわだつ詩の結晶。
暗い季節
カレンダー
雪雲
つぶやき
冬の夜
海に降る雪
こいのぼり
十一月
雪国にて
シクラメンの花によせて
ある日
みのり
十二月〔ほか〕