内容説明
大人になっても終わらない「思春期」、解決できずに苦しむ「生きづらさ」。摂食障害(拒食症・過食症)から自分に合った「回復」の道を探している人のために。食にとらわれてしまった人たちと歩いてきた同行者として一精神科医が伝えたいこと。
目次
第1章 拒食症・過食症を「理解する」ために
第2章 「医療」ができること・できないこと
第3章 「依存症」としての拒食・過食
第4章 鬱積する「不安」と揺れる家族の中で
第5章 「思春期」に吹き出す生きづらさ
第6章 心の傷―トラウマを癒やす
著者等紹介
香山雪彦[カヤマユキヒコ]
1945年京都市に生まれ、子供時代を和歌山市で過ごす。1970年山口大学医学部卒業、山口大学病院で麻酔科医として働く。1974年米国ロチェスター大学脳研究所に留学。1977年倉敷中央病院麻酔科・集中治療室に勤務。1978年大阪大学医学部に移り、神経生理学の研究に専念する。1984年秋田大学医学部助教授となり、神経生理学の研究と教育にあたる。1987年福島県立医科大学医学部に神経生理学講座の教授として赴任、研究と教育にあたる。研究テーマは「睡眠・覚醒の神経機構」。2011年大震災直後に福島県立医科大学を定年退職。福島学院大学福祉学部および大学院臨床心理学研究科教授となる。兼務で、精神科の桜ヶ丘病院に医師として勤務。2016年福島学院大学を退職。桜ヶ丘病院の常勤医師となる。この間、1992年より精神科医師、看護師、心理士の有志の人たちとその家族のグループである「福島お達者くらぶ」のスタッフを務め、2012年よりその事務局を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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