内容説明
カネ、女、権力、裏社会、スキャンダル…8人の議員の政策秘書を17年間務めた私が、政治家のタブー、政治の闇をすべて語ります。
目次
第1章 政治とカネとスキャンダル(ホステスと国会議員だけが貰える氷代と餅代;ウラ献金の温床―「陳情」という名の口利きビジネス ほか)
第2章 きな臭い選挙の裏側(実はアテにならない命の次に大事な「支持者名簿」;比例区の「次点」落選者は当選者の死を願っている ほか)
第3章 耳を疑う政治家の実態(悪事をしないと生きてゆけない国会議員;他人の書いた本で「出版記念パーティー」 ほか)
第4章 知られざる秘書の世界(イビられて廃人になった者もいる秘書残酷物語;犬の散歩までさせられる公設秘書 ほか)
第5章 奇々怪々国会の内幕(偉いヤツほどよく眠る;昔はヤクザの親分出身の代議士までいた ほか)
著者等紹介
朝倉秀雄[アサクラヒデオ]
中央大学法学部卒業後、中央大学白門会司法会計研究所室員、東京都職員、千葉県職員を経て国会議員政策秘書。衆参8名の国会議員を補佐し、委員会の質問原稿の作成、著作の代筆、後援会作り、資金管理団体の会計責任者として政治献金の管理などに従事。国会内のあらゆる事柄に精通し、特に質問原稿作成は100回を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mikarin
4
実際に秘書をしていた方のある種暴露本的な趣きあり。議員達の実態はマスコミ等で話題になっている通り。その中でも政策論議に本気で取り組んでいる議員が極少数確実にいる(ある意味当たり前だが)のがせめてもの救い。2016/04/06
ゆたか
4
戯画化しすぎているんじゃないの?と思ってしまうけれども、筆者曰く実話らしい。政治資金規正法や、公職選挙法絡みで事件が起こるたびに、この本で紹介されている事柄が頭をよぎりそうだ。まじめな政治の本よりも、この手の本を手に取る方が政治に興味が湧いてくるような気がする。2015/12/01
ゆきまさくん
2
内容的には、同著者による他書とだいぶかぶっていることもあり、既読感もあって一気に読めた。一冊読めば事足りる気はするが、政党助成金、公設秘書の資格要件と欠格事由の違い、会派のこと、議運のことなど、ポイントがよくまとまってはいる。2020/06/21