内容説明
グローバリズムのなかで日本社会はどこまで国際化したか?新稿「日本文化の特殊性と普遍性」を増補日本文化論への視座を確立した決定版論集。
目次
イデオロギーとしての日本文化論
「日本文化論」とは何か
日本文化論は大衆消費財
日本人は集団主義的か
エスニシティー論の国際関係論への貢献
日本文明論と日本文化論とのかかわりあい
四つの文化論のタイプ
日本の国際化を憂う
単一的家族観を超えて
日本の国際化の条件
国家の象徴と日本文化論
日本文化の特殊性と普遍性―比較文化論の立場から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆとり
0
日本文化論とは実証的データに裏付けされたものではなく、大衆消費財であり、日本教とも言える。また、日本の精神主義、集団主義、欧米の個人主義もイデオロギーである。現実は複雑であり、いかに優れたモデルであっても一面に過ぎない。他のレビューにあるようにくどいと感じる個所もあるが、本文中に論文の寄せ集めであり重複している部分もあるとの記述がある。2012/06/11
可兒
0
非常にくどい。うえに押し付けがましい。ついでに言うと日本文化をこっけいに見せようという気満々。日本文化論全体を批評する目的で書かれたとすればなおさら、これでは批評される余地の方が多いこっけいな珍品にすぎない2008/10/21
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