ルネサンスの春 (新装版)

ルネサンスの春 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 305,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784783511922
  • NDC分類 702.05
  • Cコード C1071

内容説明

ルネサンスは先行する中世の“復興”とどう異なるのか。人文学的イコノロジーの角度から問題を整理し、近代の最初の光明の由来を探る。

目次

第1章 ルネサンス―自己限定か、自己欺瞞か
第2章 ルネサンスとリナスンシズ
第3章 最初の光明―イタリア十四世紀絵画とヨーロッパ諸国に対するその影響
第4章 古代の復活―十五世紀

著者等紹介

中森義宗[ナカモリヨシムネ]
1923年東京都に生まれる。1946年中央大学経済学部卒業。1950年東京大学文学部卒業。1955年東京大学大学院修了、千葉大学教授

清水忠[シミズタダシ]
1933年群馬県に生まれる。1957年東京教育大学文学部卒業、玉川大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
『イコノロジー研究』で14-15世紀の変化を生誕図(横たわる聖母から幼児キリストを抱く聖母へ)に見る著者は、生誕に関する聖書解釈の変化が暗示から明示へ移行する過程を、異教との交通による自然や古代への復帰とその伝習による多様なパターン化に見る。本書は、この時期をルネサンスなる語で一括する歴史に対し、文芸、建築、絵画、彫刻の個々の変化と地中海世界からイギリスや北方諸国までの独自の地勢を通したネットワークとして捉える。著者は、「復帰」なるモチーフが中世キリスト教圏を超えて徐々に不均等に広がる様を変化として示す。2019/03/25

ik

3
ルネサンスの定義を問う、何度読んでも新しい発見のある名著。論が大胆であるだけに批判も多く出ていているので、いくらかはそれを踏まえて修正して捉えていかないといけないと思う部分もあるけれど、やはりその碩学さには頭が下がる。2013/05/11

生きることが苦手なフレンズ

1
美術史に限らず、時代を区切ることの意味を考えさせられる。2016/08/28

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