内容説明
日本文学への深い愛情をこめて単独執筆した魅力あふれる通史。文明開化、近代文学の幕開け。政治小説から幻想奇譚まで。
目次
序 近代・現代の日本文学
1 文明開化
2 明治の漢詩文
3 翻訳の時代
4 明治政治小説
5 坪内逍遙と二葉亭四迷
6 硯友社
7 北村透谷とロマン派
8 幸田露伴
9 樋口一葉
10 泉鏡花
著者等紹介
キーン,ドナルド[キーン,ドナルド][Keene,Donald]
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、アメリカ・アカデミー会員、日本学士院客員。文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など、受賞多数。2008年文化勲章受章
徳岡孝夫[トクオカタカオ]
1930年(昭和5)、大阪に生まれる。京都大学文学部英文科卒業。米シラキュース大学大学院留学。毎日新聞記者。『五衰の人―三島由紀夫私記』(文藝春秋)で第10回新潮学芸賞受賞。その翻訳活動により第34回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
17
文明開化からの日本の文学的混乱っぷりが客観的に書かれている。これまでタイムスリップできるなら大正時代! と思っていたのだが、明治時代もやはり面白い。幸田露伴、樋口一葉、泉鏡花に詳しくなりたいかたは是非。2012/04/05
ともすけ
12
近代文学の流れが非常にわかりやすくまとめてある良書。特に北村透谷とロマン派の与えた影響というのには興味を持たされた。ロマン派の影響というのは文学においては弱いのかもしれないが日本人の心性としてはまだ息づいているのではないだろうか。その他坪内、二葉亭についても詳しく書かれている。が、樋口一葉についてはキーン氏はそれほどの思い入れはなかったのだろうか少々物足りなさを感じた。他に取り上げられている作家は、尾崎紅葉、幸田露伴、泉鏡花など。もちろん文明開化からの翻訳、政治小説についても詳しく書かれている。2016/04/18
蛇の婿
5
明治、文明開化、近代小説への道…すごくわかりやすく、とても面白かったです!この時代は、小説という存在そのものの試行錯誤の時代だったのかもしれません。この本を読むと実にムラムラとこの時代の作家さんの書いたものが読みたくなります。そうかぁ…こういう時代背景が…漠然とでも知識では知っていたはずなのにいまいちピンと来ていなかった私は、この本を読んで恥じ入るばかりです。…しかもこれを書かれた方が日本人ではない、というのもすごいです…ドナルド・キーンさん。惚れてしまいそう。2011/11/30
みんさね
4
たしか読んだ事あったのですが、復習のつもりで。面白い。わかりやすい。一葉さんの所は感動的。最近こういった学術本(世界史 売れてますね)が文庫になっていいのですが、本代が・・・。全巻揃えたいし、近世編も欲しい。本代が・・・。2012/04/05
果てなき冒険たまこ
3
キーン先生の著作を読もう!第〇弾(今まで何冊読んだか知らん)「百代の過客」や「日本文学の歴史」は何回か通読してるけどこの日本文学史は今まで手付かず。こりゃ片手落ちだろと思って読み始めると思ったより難しい。翻訳者のせいなのかキーン先生の意向なのかは知らないけど引用などは基本的に旧漢字でルビなし英語も訳文なしが多い。ま、そんなのに挫けてちゃ日本文学なんて理解できないからその辺も勉強しつつ読み進めよう。とりあえず泉鏡花は読まねばならんかなとは思った。2026/02/15
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