人はなぜ悪にひかれるのか―悪の本性とモラルの幻想

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783511861
  • NDC分類 150
  • Cコード C1011

内容説明

人はなぜテロを行い、戦争を起こすのか。進化論でときあかす悪の魅力。

目次

序章 倫理学はなんのためにあるのか
第1章 善い動物と悪い動物
第2章 人はなぜ悪にひかれるのか
第3章 遺伝子の(過小評価された?)力
第4章 進化の善なる力と悪なる力
第5章 道徳(および反道徳)の生物学
第6章 原罪と系統発生的負荷
終章 道徳はなぜ善であるとは限らないのか

著者等紹介

ヴケティツ,フランツ・M.[ヴケティツ,フランツM.][Wuketits,Franz M.]
1955年生まれ、ウィーン大学で動物学、古生物学、哲学を修める。ウィーン大学講師を経て、現在、ウィーン大学教授。科学論・認識論、生物科学専攻。科学出版部門オーストリア国家賞受賞者

入江重吉[イリエジュウキチ]
1947年生まれ。京都大学大学院修了、哲学専攻、現在、松山大学経済学部教授

寺井俊正[テライトシマサ]
1949年生まれ。京都大学大学院修了、ドイツ文学専攻、現在、大阪市立大学文学研究科助教授
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感想・レビュー

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yu-ente-isra

1
なぜ悪い行為をしてしまうのか、タイトル的こっちの方が適切かなと言った内容。ダーウィンからカント、ニーチェまで引用されかなり遺伝学的、哲学的な問いかけが続く。ただ、結局のところ、所謂ドーキンスの言う利己的な遺伝子がそうさせるのだ、という結論かなと読み取った。利己的な本能が開くと呼ばれる行為をさせるが、そもそも悪とは何か、そのためには道徳に立ち返る。するとどうしても哲学が現れる。予想よりずっと難しかったが、少し期待していたものとは違った。2021/01/14

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