目次
第1章 競争、選択、性的葛藤
第2章 父性とその確保
第3章 生殖器
第4章 精子、射精液そして卵子
第5章 交尾、精液注入、受精
第6章 精子競争と精子選択のメカニズム
第7章 一雌多雄の利点
著者等紹介
バークヘッド,ティム[バークヘッド,ティム][Birkhead,Tim]
英国シェフィールド大学教授として行動学と進化学を教えている。主に鳥類を対象に25年にわたって精子競争の研究を推進してきた。国際的に著名な行動生態学者、鳥類学者で、国際行動生態学会の会長を歴任している
小田亮[オダリョウ]
1996年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。京都大学霊長類研究所教務職員などを経て、現在、名古屋工業大学大学院工学研究科助教授。専門は比較行動学・自然人類学
松本晶子[マツモトアキコ]
1998年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。ラトガース大学研究員などを経て、現在、沖縄大学人文学部助教授。専門は人類学・霊長類学
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感想・レビュー
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もりの
4
生命の神秘ってすごいワクワクする!なんで?どうして?!と思いながら読み進めた。こういう本たまにはいいな。2019/09/18
novutama
3
我々は繁殖している。これまでもこれからも。それなのにあまりにも知らない。精子選択と精子競争、雄と雌の騙し合いについて。非効率的に思える有性生殖は行き当たりばったりに増改築されていく。プランもポリシーもないデザインに神もへったくれもないなと笑う。誰のそばにもありながら、こんなにも豊かでこんなにもおかしな出来事を生物学者だけのものにしておくのは惜しい。社会的な文脈において性をタブーにした理由はなんだろうか。何か利益があったのだろう。男にとっても女にとっても。関心はそちらに移っていくが本書では当然触れられない。2014/11/10
takao
2
ふむ2023/05/09
ゆたろう
1
主に精子間競争について書かれた本で舞台は基本的に体内。直前に読んだ進化と人間行動とかなり近い分野の話だったので被っている部分も多かったが、配偶子間競争の話は面白かった。本の中で理論の裏づけとして紹介されているおびただしい数の動物行動学の研究結果がいかにこの分野が精力的なフィールド研究者に支えられているのかを物語っていてそれら分野へ少し変わった視点を手に入れたようなきがする。また、この周辺の分野、特に雌の選り好みによって引き起こされる淘汰圧などの研究は最近になってから出てきた業績に支えられており、丁度研究が2015/10/18
たぬき
1
性say?2012/10/17
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