内容説明
ミツバチをめぐる一般向け論著をはじめ、海外での調査旅行と研究成果を綴ったフィールド・ノート、自からの研究の道程を素描した小篇など、独自のハチ学と海外の調査見聞を軸に豊富な話題を展開する。
目次
1 ハチの世界(ミツバチ―個体と集団;ハタラキバチは勤勉か;ハチはなぜ刺すか―毒針の歴史;南米にひろがったアフリカミツバチ;対談 ハチの世界〈対談者 岩田久二雄博士〉)
2 フィールド・ノート(マーカス島に旅して;南十字星のもとで―ブラジルでの研究生活;コスタリカの思い出;インド駈けある記;ミナンカバウのお姫様たち―ヒメハラボソバチ観察余談;イワハダハラボソバチの観察;スラウェシのハリナシバチ)
3 研究周辺(ブラジルからかえって;ハチ小屋と私;ミツバチの功徳;あるメガロポリスへの挽歌;「ミツバチのダンス」論争―フリッシュ対ウェンナー;「コブなしコブ」の思い出;スズメバチ類の比較行動学「序文」;25年ぶりの新種)